出版物のご案内
著者コメント
不良資産の筆頭と言われる借地権の「底地」。その最大の原因は「低い収益性の割に高い相続税評価で課税されてしまうこと」です。にも関わらず、「なんだかよくわからないんだよね…」とそのまま放置されがちな底地の問題。不良資産をそのままにしておくことは、次世代の方にとって大きな負担の一つになります。ですから、今、ご自身の時代に、底地をきちんとした状態にしておくことが重要です。この小冊子は皆様の悩みを一つでも解消できないかと思い、そのお手伝いを、作りました。
本書では借地権の3つの問題とそれらの解決方法をご紹介しております。また、具体的な当社の解決事例も記載しております。更に、地代や更新料、底地を売る時の価格など、借地権にまつわるお金の目安も掲載しております。
わかりにくい借地権の問題を、できるだけわかりやすくひも解いたつもりです。ぜひ、参考にしていただければと思います。
目 次
- 第1章
- どうして借地はトラブルになるの?
1.借地の歴史
2.食い違う、地主と借地人の思い
3.誰も触れたがらない借地権 - 第2章
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借地の3大トラブルと解決方法
1.こんな借地トラブルありませんか?
2.借地の3大トラブル
3.借地の問題解決のための準備 4.借地問題の解決策 - 第3章
- 借地のお悩み解決事例(当社事例)
- これで納得!借地権便利帳
- 借地権の基礎用語
借地に関わる「お金」の目安
借地権Q&A
著者紹介【竹内 将人(たけうち まさと)】
株式会社市萬 流通事業部 コンサルタント。
千葉県出身。大学卒業後ディベロッパー勤務を経て、平成16年に株式会社市萬に入社。接道難、崖地、広大地、境界トラブル、借地権(底地権)など、問題を抱えた不動産や抵当権等の権利関係の調整を必要とする不動産の売却を得意とする。特に借地権の問題解決については、豊富な実績を持つ、借地権のスペシャリスト。宅地建物取引士・公認不動産コンサルティングマスター・定期借地借家権プランナーの資格を有す。
監修紹介【波戸岡 光太(はとおか こうた)】
アクト法律事務所 弁護士。
神奈川県出身。「困っている人を助けたい」―少年時代からの熱い思いを胸に、2007年に弁護士となる。不動産に関わる法律問題を得意とし、不動産が人々の幸せを生み出す場になるように、依頼者の想いを聴き、解決までの道筋を見つけ、ゴールを目指して取り組む。これまでの法律相談数は1000件を超える。著書に「弁護士と考える・快適なシニアライフと財産活用」(日本加除出版・共著)などがある。