著書コメント
「築古の建物では賃料が取れない、空室が埋められない」 「やはり、建て直すしかないのだろうか?」 古くなった建物には価値がないから、壊して建替える・・・今まではそれが常識だと思われてきました。
しかし実際には、築古物件であっても、計画的な修繕と改良を行うことによって、法的な耐用年数を大きく超える期間、賃貸不動産として活用していくことが十分可能です。そして建替えよりも既存の建物を活かした方が、収益性が高くなるケースが多いということも少なくありません。
本書では、建物の修繕と改良を通じて、いかに賃貸不動産を長期活用していくか、そのノウハウや成功事例を紹介しています。
目次
第1章
築古物件を取り巻く環境の変化
- 建物はスクラップ&ビルドから長期活用の時代へ
- 建替えても利益が出ない時代に
- 建物の寿命は意外に長い
- 築古でも選ばれる時代に
第2章
建物を長く活用するためにやるべきこと
- 長期活用のポイントは「修繕」と「改良」
- 建物状態に応じた計画的な修繕の実施
①建物修繕の正しい進め方
②多くのオーナーは修繕計画をたてていない
③フローチャートで状況診断してみよう - 入居者ニーズを踏まえた改良
①デザイン改良
②設備・機能改良
③間取りの改良
<Column>新築時・運用時の情報保管の重要性
第3章
工事会社の選び方と予算の目安
建物を長く活用するためにやるべきこと
- 実績のある会社に依頼しよう
- 改良工事は管理会社に相談しよう
- 費用はいくら?
①修繕費の目安
②改良費の目安
③資金調達の仕方