都心周辺エリアのファミリータイプ中心に賃料が上昇中
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分譲マンション価格の上昇が賃貸相場にも影響を与えている
ここ数カ月、一部エリアの賃貸不動産の賃料が上昇しています。特に、都心部周辺エリアの好立地のファミリータイプについては、その傾向が顕著に表れています。
賃料アップの要因はいくつかありますが、その一つが分譲マンションの価格上昇です。今や東京23区の新築分譲マンションの平均価格は1億円を超えました。そのため、購入を考えていた層が購入を諦め、賃貸に流れてきているのです。都心の利便性を求めるパワーカップルなどが立地の良いエリアで質の良い賃貸マンションを求めるようになっており、賃料を高くしても借手が付くようになりました。
賃料の上昇が顕著なのは好立地、ハイグレード賃貸
賃料がアップしている物件の特徴を見てみると、立地の良いエリア、分譲マンション仕様の高品質な賃貸物件となっています。
物価上昇が見込まれる中、このような状況を踏まえ、当社ではより積極的な賃料アップの提案をしており、高値が狙える物件については、次のようなことを推奨しています。
①思い切った賃料設定をする
②改良工事で共用部、専有部を分譲マンションに近づける
③更に、今後賃料の上昇が見込まれる物件は定期借家契約とし、賃料上昇に柔軟に対応できる状態にしておく
実際、このような対策を行うことで、左にあるように高い賃料を実現した物件もあります。
いずれにしても、今後の為替変動を注視する必要がありそうです。
ただし、このような対策を取れば全ての賃貸物件の賃料がアップするかというと、残念ながらそうはいきません。ですから、採算性も考えながら、可能性のある物件に絞って取り組むことをおすすめします。まずは当社にご相談ください。
株式会社 市萬 賃貸事業部
二級建築士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、JSHI公認ホームインスペクター(合格者)
下田 晃大
長期視点で最適なご提案をいたします
「築年数が古い」「駅から遠い」など、さまざまな問題を抱えた賃貸不動産の課題分析および満室化に向けた提案や、建物長期活用のための建物メンテナンス提案を行う。