気になるコロナ後の賃貸経営何が変わった?何を変える?

コロナ禍の影響を受けたオーナーは約30%

5類に移行したコロナ。コロナは賃貸オーナーにどのような影響を与えたのでしょうか。大家さんに向けて様々な情報を発信しているオーナーズ・スタイルの向山さんに伺いました。「読者のアンケートによると、約3 割の大家さんがコロナの影響を受けており、入居者からは家賃の減免、退去、支払い猶予などの要請を受けていました。大家さんはそれらを受諾したり、住宅確保給付金などの助成金制度などを勧めたりしていました

コロナ禍とコロナ後の検討事項Best 10

コロナの影響

入居者ニーズの変化 賃貸オーナーの変化

コロナ禍で在宅ワークが進んだことで、入居者ニーズは変化しました。オーナーは遮音性能やネット環境、間取りなど、ニーズに対応したリフォームや設備の見直しを考え始めました。「情報収集についても、ネット利用が増えました。当社に登録しているオーナーは65〜75歳くらいの方々ですが、アンケート回答者の3割がネットでの情報収集やオンラインセミナーを受講したという結果でした」また、相続に対する関心も高くなっているようです。「家族で話す機会が増えたからでしょうか。当社のリアルイベントでも若い層が目立ち、世代交代が行われているようです」

今、賃貸オーナーは 積極的に活動を開始

「今、賃貸オーナーはアクティブに動いています。情報収集はもちろん、コロナ禍中に検討してきたことに手を付け始めています(表参照)。先日、開催したイベントの来場者数もコロナ前に戻りつつあり、久しぶりの対面型イベントで、積極的に情報収集する姿が印象的でした」コロナ禍で私たちの生活は変わりました。変化を受け入れ変化に対応していくことが今後の賃貸経営のキモといえます。「大家の皆さんには時代の流れに合った賃貸経営をしていただきたいです。そのためには入居者ニーズやIT 化にきちんと対応できる管理会社の存在が重要になってくると思います」

お話を伺った方

株式会社・オーナーズ・スタイル 営業部長

向山 剛史さん

情報誌の発刊をはじめ、各種セミナーの開催や、メルマガの配信等で賃貸経営の役に立つ情報やサービスを、中立的な立場からオーナーに提供。

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