理念や価値観に立ち返る重要性~パーパス経営について~

昨年来、私たちは「当社が社会に存在する価値」について考えてきました。その答えとして、「パーパス経営」にたどり着きました。パーパスとは「目的」「存在価値」という意味です。そこから派生し、パーパス経営とは「企業の社会的な存在意義に立ち返り、それを軸にした経営を行うこと」を指します。

パーパス経営の本質は「企業活動の目的・理念に常に立ち返ると共に、ステークホルダー(※1)からも強い共感や理解を集める」という点にあると考えます。とりまく環境や技術変革が激しく、商品・サービスなど、あらゆるモノがコモディティ化(※2)する現代では、それらのモノは”ほかでも替えの効く存在”に変化しやすくなります。すると、企業と顧客の関係性はもちろん、企業と従業員、企業どうしの関係性も、その賞味期限が短くなっていきます。

そこで重要なのは”なぜその会社を選ぶか”という、唯一無二の理由です。個々のサービスや商品の差別化を追求するだけでは不十分であり、加えて、企業独自の理念や価値観そのものに対し共感を集めることこそが、強固な信頼関係を築くうえで重要なのです。

この度、当社では「私たちが関わる全ての不動産を優良資産に」という企業理念を軸にコーポレートサイトをリニューアルしました。それは、この理念こそが私たち市萬の企業活動の根幹であり、お客様はもちろん協業会社様、そして一緒に働く仲間に一番初めに伝えたい、大切な価値観だからです。ぜひ、リニューアルしたホームページをご覧ください。

※1企業活動によって影轡を受けるすべての利害関係者(クライアント、関係企業、地域社会など) ※2類似化・汎用化

株式会社市萬 資産コンサルティング部 中小企業診断士・宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランング技能士

山村 諭史

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